デジタル広告の魅力の1つにターゲットを絞って広告を配信することができるという点があります。中でもFacebookは名前や性別、年齢など実情報で登録している人が多いため、精度の高いターゲット設定が可能です。今回はそんなFacebook広告の代表的なターゲット設定と広告を配信したときの費用感についてお伝えしたいと思います。
Facebook広告ってどんなターゲット設定ができるの?代表的なものをご紹介!
①性別
男性のみや女性のみといった配信が可能です。広告配信をしたいサービスや商品によって使い分けましょう。
②年齢
年齢は13歳~65歳まで1歳間隔で設定が可能です。「高校生」や「社会人」、「高齢者」など年代を絞り込むことで、サービスや商品の対象ではない人に広告配信をしないで済むので、無駄な費用を使用せず効率よく広告費用を使用することができます。
③エリア
国や都道府県、市区町村別で配信することが可能です。もちろん国外への配信も可能です。
また任意で指定した地点から半径○kmといった設定も可能です。特に店舗経営をされている人は商圏が決まっていると思います。店舗から半径○kmにいる人だけに広告配信を行うことで、実際に足を運んでくれる可能性が高まると思います。
④学歴や仕事
プロフィール欄に登録している人のみが対象となります。例えば「大学を卒業している」、「金融関係の職業」、「営業系の職種」などといったターゲティングが可能です。このあたりはBtoB(“Business to Business”の略称。企業が企業に対してモノやサービスを提供するビジネスモデル)の広告配信を行う際に多く利用される傾向にあります。仕事の中には「社長」や「代表取締役」といった富裕層・高所得者層などもあります。実際に経営者同士がFacebookでつながっていることはビジネスの世界ではよくあります。ビジネスに対して意欲的な経営者だけにターゲットを絞ってピンポイントで広告を配信できるのはFacebook広告の強みの1つになります。
⑤興味関心
どんなことに興味や関心がある人なのかといったターゲットの仕方も可能です。ただこれに関してはユーザーが実際に登録している情報というよりは、Facebook上で普段どんな投稿に反応を示しているかによって、Facebook側で勝手にカテゴライズされたデータが元となっています。例えば、普段からスポーツ関係の投稿にいいね!やシェア、コメントなどをしていた場合、Facebookはこのユーザーはスポーツに興味関心がある人だとカテゴライズするわけです。この興味や関心に関しては設定できる種類が膨大にあります。そのため自分のサービスや商品のターゲットとなる人は普段どんなことに興味や関心を示すような人なのか予測を立ててから、そのカテゴリがFacebook内のカテゴリにあるか調べて設定する。といった流れを取ることが多いです。
Facebook広告の料金について
Fcebook広告は料金が発生するタイミングが2種類あります。
- 広告が表示されたとき=インプレッション課金
- 広告がクリックされたとき=クリック課金
①広告が表示されたとき=インプレッション課金
広告が1,000回表示されるごとに費用が発生する仕組みです。広告が1,000回表示された中で、どれだけクリックやシェア、いいね!、コメントされようともかかる費用は変わりません。
逆にいうとクリックやいいね!が全くされなくても費用が発生してしまいます。
②広告がクリックされたとき=クリック課金
GoogleやYahoo!の検索連動型広告と同様に、広告がクリックされたときに費用が発生する仕組みです。ここでいうクリックとは、クリックそのもの以外にも、シェア、いいね!、コメントなどといったユーザーのアクションも含まれます。逆にユーザーから何もアクションされない限りは費用が発生しないということがメリットでもあります。広告を無料でユーザーに見せ続けることができるからです。ただし、全くクリックされないということはそもそもターゲットや広告配信で使用している画像や動画が間違っているという可能性も考えられるので注意しましょう。
また広告費用は1日あたりで設定することができます。設定によって異なりますが、最低500円/日からでも配信できたりします。500円であれば1ヶ月配信しても15,000円ほどなので、テスト感覚ではじめられる優しい料金設定です。
おすすめのFacebook広告の配信の仕方について
ここは目的によるというのが率直な考えなのですが、そう行ってしまうととっかかりにくいと思いますので例を出していうと、
WEBサイトへユーザーを誘導したいのであれば、クリック課金型。
より多くのユーザーに商品やサービスをFacebook上で紹介したいのであれば、インプレッション課金型。を選択するといいでしょう。
またFacebook広告も配信結果をすべてデータで見ることができます。翌日には前日のデータをまとめてみることができるので、自分がターゲットとして考えている年代や性別のユーザーの反応を確認することができます。あまり芳しくないようでしたら、画像や動画素材を変えてみるなど変更を加えてPDCAを回していくことがFacebook広告配信の基本となります。
まとめ
従来のマスメディア(テレビや新聞、ラジオなど)でも広告を流す時間帯や番組、雑誌のカテゴリによってある程度傾向はあるものの、実際どうなのかは不透明な状態でした。広告費用も莫大で中々手が出せない。また実施したあとの効果を可視化しにくいというデメリットもあります。一方でFacebook広告は精度の高いターゲット設定ができて、配信結果も確認できる!しかも少額からはじめられるといった形なので、売上を上げたい人や認知拡大を狙っている人には是非試してもらいと思います!
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