この記事は少額予算で自身のサービスや商品をGoogle広告でPRしたい人向けです。
必要な広告予算は最小限に抑えつつ検索キーワードを上手に選定する方法を、実際に多くの中小企業のGoogle広告配信を行ってきた運用者の視点でご紹介致します。
Google広告の重要性は理解しているけど、多くの予算は割けられない、効果的な検索キーワードの選定方法がわからない、効率のいいやり方を教えてー!という方向けにできる限り簡潔に説明していきますので、最後までご覧いただければと思います。それではいってみましょー!
ステップ①:メインとなるキーワードを1つ決定する
【小物やアイテムのオーダーメイド商品を取り扱っているECサイト】を事例に上げたいと思います。
少しニッチな例えではありますが、他の業種や商材でも応用が効くように丁寧に説明致します。
まず最初に【これからPRしたい自社の商品やサービスを一言で】表してみましょう。
一言で表現するのが難しい場合は、
「どんな目的を持った人が自社の商品やサービスの興味を持ってくれるか」をイメージすると良いです。
事例として上げているECサイトの場合では、過去に商品を注文してくれた人の購入目的を調べてみると、「卒業記念品」として商品に興味・関心を持ってくれていることが多い傾向にありました。
そこからヒントを得て、メインとなるキーワードを「卒業記念品」としました。
また、一般的なサービスや商品を扱っている人は無理に絞り出す必要はないかなと思います。
例えば、「整体院」であればメインのキーワードは「整体」でいいでいいと思いますし、
「漬物販売を行っているECサイト」であれば「漬物」で良いと思います。
上記のような形で自社の商品やサービスを一言で表すことができたら次のステップに移ります。
ステップ②:特徴や強みとなるキーワードを2単語目に。
ステップ①で決定したメインとなるキーワードで広告を配信することはありますが、
「広告配信をしているのに思ったほど効果が出ない。」ということが起きる可能性があります。
その理由をご説明致します。
今回の「卒業記念品」で例えると、
【先生や保護者】→【卒業する生徒への贈り物】として商品を検討してもらうことを想定していますが、実際には「卒業記念品」の中にも「卒業記念品 手作り」、「卒業記念品 生徒」、「卒業記念品 学校へ」、「卒業記念品 部活」など、2単語目に出てくるキーワード(掛け合わせキーワード)に含まれているユーザーの隠れたニーズは多種多様です。
今回のECサイトでいうと「手作り」、「学校へ」、「部活」といったニーズには合っていないように思います。
このように「卒業記念品」というキーワードに隠れているニーズに対して、自社の商品やサービスが該当していない可能性があるのです。
そのギャップを無くすために、自社の商品やサービスの「特徴や強みとなるキーワード」を考えて、2単語目として設定する必要があります。これをキーワードの掛け合わせといいます。
今回のECサイトでは、誰に渡すのか、どんな特徴があるのか、具体的な商品を参考に下記のように設定しました。
「卒業記念品 生徒」、「卒業記念品 オーダーメイド」、「卒業記念品 オリジナル」、「卒業記念品×商品名」 など
(※商品名というのは実際にECサイトで取り扱っていた商品名、例えば「ボールペン」などといったキーワードを指しています)
もしも「2単語目がなかなか思いつかないよ!」という方がいらっしゃれば、
実際にユーザーが検索している単語を無料ツールで確認して、そこから取捨選択することをおすすめいたします。
「キーワードプランナー」や「ラッコキーワード」といったツールが有名です。無料で使えますよ!
操作方法も簡単で、使い方を紹介している記事もネット上に多くあるのでぜひ活用してみて下さい。
ステップ③:マッチタイプは完全一致のみから始めましょう!
「メインのキーワード」と「掛けあわせキーワード」が決まったらGoogle広告の管理画面から設定していきます。
Googleへ検索キーワードを設定する際に、マッチタイプと呼ばれる条件をキーワードごとに設定する必要があります。
マッチタイプというのは、
「登録したキーワードとユーザーが検索したキーワードがどのぐらいマッチしたときに広告配信を行うのか」という指示をGoogleへ登録する際に必要な設定のことを指しています。
種類は「部分一致」、「フレーズ一致」、「完全一致」の3つなのですが、【少額予算で効果のあるキーワードにだけ広告配信を行いたい】という観点であれば「完全一致」のみでいいと思います。
「完全一致」であれば、登録したキーワードで検索されたときにのみ広告が配信されます。今回の例で言うと、ユーザーが実際に
「卒業記念品 生徒」、「卒業記念品 オーダーメイド」、「卒業記念品 オリジナル」、「卒業記念品×商品名」と検索したときにのみ広告が配信されます。(※単語の順番が入れ替わったり、漢字間違いなどの誤った表記でも配信されることがあります。)
一方で「部分一致」や「フレーズ一致」で登録をしてしまうと、登録していないキーワードが含まれていても配信されてしまう可能性があるので注意が必要です。
まとめ
これまで少額予算でGoogle広告を配信する際の効果的な検索キーワードの選定方法をお話させていただきました。
最後に説明した「完全一致」に関しては登録したキーワードとマッチ率が高いときにだけ広告を配信できるというメリットがある一方で、頻繁に検索されないキーワードだとほとんど広告配信に繋がらないという可能性もあります。
その際はステップ①とステップ②に沿って新しいキーワードの追加を検討してみて下さい。
この記事が少額予算で自身のサービスや商品をGoogle広告でPRしたい人の助けになれば幸いです!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
コメント